
2025年は、9月23日~10月7日が二十四節気の「秋分(しゅうぶん)」の時期です。
だいぶ秋の気配を感じる季節になってきましたね。
実は、この時期は体調を整えるのにぴったりなんです!
夏の疲れを癒し、冬に向けて体力を蓄える絶好のチャンスだから。

薬膳インストラクターの私が、秋分の季節を健康に過ごすためのヒントをたっぷりお届けします!
薬膳の知恵を借りながら、美味しく楽しく過ごす方法を一緒に探っていきましょう♪
二十四節気「秋分」は薬膳的にどんな季節?


この時期は、まさに「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉通り、秋の訪れを肌で感じられる季節です。
昼と夜の長さがほぼ等しくなり、大気は「陽気」から「陰気」へと変化していきます。
一気に涼しくなって過ごしやすくなるので、心も体も安定していく時期なんです♪
でも、気をつけないといけないこともあります。
寒くなると、毛穴を閉じたり血流を変えたりと、自律神経系が忙しく働くようになります。
そんな中で、実はこの時期が1年で最も養生がしやすい時期ともいわれています。
養生しやすいと言われる理由
- 夏に消耗した体を回復させるのに最適
- 気温が下がって眠りやすくなる
- 食べ物が豊富で栄養を摂りやすい
- 消化吸収がしやすくなる
つまり、美味しく食べてしっかり消化吸収ができるので、体力回復にうってつけなんです♪
二十四節気「秋分」の時期に気をつけたい不調と過ごし方
自律神経の乱れに注意


実は、この時期の自律神経の調子は、夏の過ごし方に大きく影響されます。
夏に冷たいものや甘いものを取りすぎていると、結果として秋に不調が出やすくなると考えます。
夏に必要なエネルギーを蓄えられなかった人は、
乾燥や咳、睡眠障害などの症状が出やすい傾向があります。
乾燥対策を忘れずに


気温が下がるにつれて、乾燥も進んでいきます。
これは秋と結びつく臓器である「肺」を弱めてしまう原因になります。
肺が弱ると、咳が出たり呼吸器トラブル、疲れやすいなどの不調の原因になります
日本は湿度が高い国なので、余分な水分が体に溜まりやすく胃腸が弱りやすいと言われていますが
逆に、乾燥には抵抗力がないともいわれています。
だから、食材から潤いを与える食材を積極的に取り入れることが大切です。
潤いを与える食材
豆腐、白木耳、大根、ズッキーニ、冬瓜、れんこん(生/熟)、梨、オリーブ、白砂糖、メープルシロップなど
これらを上手に取り入れて、体の潤いをキープしましょう!
秋分の季節におすすめの食材
ぶどう


ぶどうの薬膳的効能
- 気力やエネルギーを補う
- 血を補い、貧血症状を改善
- 筋肉や骨を強化
- 余分な水分を排出し、むくみを改善
- 心の煩わしさや熱感を取り除く
- 喉の渇きや体内の乾燥を緩和
潤いを補い、エネルギーや血を補充してくれるぶどうはこの時期にぴったりです♪



干しブドウは気軽に食べれておすすめですよ^^
豆腐


豆腐は白い食材なので、乾燥を潤す効果があります。
豆腐の薬膳的効能
- 体内の津液(体液)を生じさせ、体を潤す
- 体内の乾燥を防ぎ、潤いを与える
- 体内の余分な熱を取り除く
- 体内の毒素を解消し、体調を整える
- 胃腸の働きを整え、消化を助ける
- 母乳の出を良くする



秋は温かくして食べるのがおすすめですが、冷たい豆腐を食べるときは、薬味を乗せて、できるだけ口の中で温めてから飲み込むといいですよ◎
さんま


秋の味覚の代表、さんま。体にも良い様々な効能があります。
さんまの薬膳的効能
- 体力やエネルギー不足を改善
- 胃の働きを整え、消化機能を助ける
- 血を補い、貧血などの症状を改善
- 血行を促進し、血の滞りを解消
- 体内の虚弱からくる熱症状を鎮める



秋の疲れ気味な身体にぴったりです♪
生活面でのポイント


秋分の時期、特に気をつけたいのが肺の健康です。
肺を元気に保つためには、「深い呼吸」が欠かせません!
いい呼吸とは、「細くて長くて少ない呼吸」
吐く息を「ゆっくり、細く、長く」やってみましょう。
鼻からでも口からでもOKです。
お腹をしっかり膨らませて身体全体で呼吸をするイメージが大切♪
朝起きた時など、習慣にしてみてくださいね。
この時期のイベント
中秋の名月(十五夜)


中医学的にも、月などの自然を眺めることは、心を穏やかに保つための心の養生にぴったりです♪
夜は涼しいので、涼しい風に当たりながら夜空を楽しむお月見は、この時期ならではの楽しみですよね^^
薬膳的にも、白玉粉で作られる団子はおすすめ。
白玉粉の原料はもち米ですが、もち米はお腹を元気にして、
この時期に気をつけたい呼吸器トラブルにいい効果や肺を潤す働きがあります。



ただし、餅米は温性なので、肌荒れやニキビ、アレルギーの炎症がある場合は餅米でなく粳米から作られる上新粉を使うと◎
さいごに
今回の記事では、二十四節気「秋分」の過ごし方を薬膳の視点からお伝えしました。
最後にもう一度、ポイントを整理します。
まとめ
- 秋分は「陰陽の切り替わり」の時期で、自律神経が乱れやすい
- 夏の疲れを癒し、体力を回復させるのに最適な季節
- 乾燥対策として、豆腐・白木耳・大根・梨などの潤いを与える食材を意識的に取り入れる
- 秋の味覚「ぶどう」「さんま」なども薬膳的に体力・血を補いおすすめ
- 生活面では、深い呼吸で肺を養い、夜は月を眺めて心を整えるのも効果的
秋分の時期は、体調を整えるチャンスであり、冬に向けた準備期間です。
薬膳の知恵を暮らしに取り入れて、旬の食材を楽しみながら元気に秋を過ごしましょう♪
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