2024年穀雨(こくう)はいつ？過ごし方と薬膳についてまとめ【春土用の養生・おすすめ食材】

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【愛知県西尾市（西三河）またはオンライン】

３０歳から始める薬膳教室
健康ごはんとおやつの料理教室

菜美～saimi green kitchen～のサキです♪

二十四節気で穀雨(こくう)と呼ばれる時期
2024年は4月19日〜5月5日です！

穀雨はどんな時期？

春も終わりに近づき、雨の多くなる時期。

春に活発になる肝の疲れが溜まっていて春の不調が出る方も。
また、環境変化などで張り詰めた気持ちが続き
ストレスもたまり、休憩したいと感じる人も多い時期になります。

気候的にはあたたかくて気持ちのいい気候です。

不調と過ごし方・食材

春と夏の季節の変わり目のことを「土用」といいます。
この時期は、春に負担のかかる「肝」と、
季節の変わり目に不調のでやすい「脾（ひ）」の
働きを助けてあげることがこの時期のポイント◎
※調和肝脾(ちょうわかんぴ)といいます。

古典によると、春は「のびのび＆ゆるゆる」が大切。
意識してゆ～ったり過ごしてみましょう。

ストレスが溜まりやすい（イライラや情緒不安にも）

環境変化など、張り詰めた気持ちが続き、
ストレスにより胃腸トラブルや睡眠トラブルも起きやすいこの時期。
イライラしたり情緒不安定になったりする方も。

ストレスを感じたらため息をつこう！

「はぁ～」と、お風呂でため息をつく瞬間
気と血がからだのすみずみまで巡っていくそうです。

リラックスになるのでぜひ試してみてくださいね♪

ストレスケアには、気を巡らせる食材がおすすめです。

気の巡りを管理する「肝」の働きを良くする食材も併せて取ると尚良いです。

決断力が低下しやすい

春が終わりに近づき、春に活発に働く五臓「肝」の疲れもたまって働きが低下していやすい時期。

五臓「肝」は六腑「胆」と連携していると考える中医学では、胆も同様に弱ってしまいます。

胆が弱ると「決断力が低下する」と言われています。

やりたいことがあるのに一歩踏み出せない？！

という方はこの時期の不調だとふわ～っと考えて
リラックスしてみてください。
次の時期には踏み出せるようになっているかもしれませんよ^^

※肝をいたわるおすすめ食材は↓の記事に記載してあります♩

気分が湿りやすい・身体に水分が溜まりやすい

雨が多くなってくると気分も湿りがちに。

雨が多くなると、身体にも余分な水分が溜まってきてしまいます。
そんな方は、潤いを与える食材系を控えめにすると◎

また、水分の飲みすぎもからだに余分な水分を作るので飲みすぎも注意です。

水を飲むなら「体温より高い温度の水」を飲みましょう！

季節のおすすめ食材と
薬膳的働き

新玉ねぎ

新玉ねぎのはたらき

• 気と血の巡りをよくする
• 余分な水分を外へ出す
• デトックス作用
• 胃腸の働きをよくする

気を巡らせてくれるので、ストレス対策にも効果的。
血を巡らせるので、ゲップや頭痛、かたこり改善にも◎

柑橘類

柑橘類は、ストレスケア・リフレッシュ効果や、酸味で肝の働きを助けてくれたり
胃腸の働きを助けたりしてくれます。

その中でも「文旦」がこの時期おすすめなんだとか。

文旦の働き

• 胃腸を整える
• ストレスケア
• 咳を鎮める
• 気分のリフレッシュ
• メンタル面のカバー

などの働きがあります。

この時期は柑橘類も数多くスーパーに並ぶので色々な柑橘類を食べてみましょう♪

大豆

大豆のはたらき

• 胃腸を整える
• 気を補う（元気チャージ・疲労回復など）
• 余分な水を外へ出す
• デトックス
• 腫れものの改善

などの働きがあります。

春土用のこの時期は、胃腸を整える・余分な水分を外へ排出することがポイント。
どちらも兼ね備えた大豆は、この時期にもぴったりです。◎

また、大豆には肌をつるつるにしてくれるうれしい効果もあります♪

おすすめアクション

暖かく過ごしやすい気候なので、晴れた日にはぜひ「木」の多い場所で過ごしてみてください♪

薬膳的に、五臓の「肝」は「木」行に属しています。
だから、「木」の多い場所で過ごすというのは、春に負担のかかりやすい五臓の「肝」をいたわるラッキーアクションなんだとか♪

ただし、土用の時期は「土を触らない」ようにしたほうがいいと言われています。
ガーデニングなど、土を掘り起こしたりするのは次の時期にもちこしましょう◎

さいごに

東洋医学では、自然に寄り添う暮らしが最高の健康法だといわれています。

なんとなく過ごすよりも、
いまはこんな時期だからこういう過ごし方がいいと知っているだけで身体は整っていきます。

そして、次の季節を快適にすごすための昔からの知恵でもあります♩♩

豊かなくらしの参考になればと思います。

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