
2025年は、8月7日 ~ 8月22日が二十四節気の「立秋」の時期です。
まだまだ暑い日が続いているのに、暦の上ではもう「秋の始まり」
そう聞くと、少し不思議な気分です。
実は、まだ夏真っ盛りのこの時期こそ、
秋への準備が必要な大切なタイミング。
「立秋」は、夏の疲れが出やすく乾燥による不調もじわじわ増えてくる時期です。

この記事では、そんな立秋の時期を健やかに過ごすための薬膳的なコツや、おすすめの食材、生活のポイントをたっぷりご紹介します♪
二十四節気”立秋”はどんな時期?


二十四節気のひとつで「暦の上では秋の始まり」とされています。
とはいえ、実際にはまだまだ暑さが厳しい季節。
この時期の暑さは「残暑」と呼ばれますが、同時に、秋の乾燥に向けて少しずつ空気が変わってきているのも感じる頃です。
具体的には
- 空気が少しずつすっきりしてくる
- 旬の野菜や果物が豊かになる
- 「肺」が乾燥に弱くなる時期の始まり
つまり、まだ暑いけれど秋に向けた養生を始めるタイミングなんです♪
立秋に起こりやすい不調と薬膳的対策
胃腸の弱り


夏バテを防ごうと、ついスタミナ系の肉料理などを食べ過ぎてしまっていませんか?
実はそれ、胃腸に負担をかける原因になってしまいます。
薬膳では、「胃腸を整えること」が夏バテ対策の第一歩。
肉類は元気の源ではありますが、消化に負担がかかるため、食べ過ぎには注意が必要です。
胃腸に負担をかけない食生活のポイント
- 冷たい飲み物や食べ物は常温に戻すか温める
- 脂っこいものや味の濃いものは控えめに、あっさり味を心がける
- 空腹の時間を作るように心がける
食べ物では、胃腸をケアしてくれる食材を食べましょう♪
胃腸を整える食材
さつまいも、山芋、里芋、かぼちゃ、にんじん
枝豆、えのき、納豆、いんげん豆、味噌、ひよこ豆 など
優しい味の食材を取り入れて、胃腸をいたわってあげましょう。
乾燥や便秘
秋の気配が感じられると同時に、空気の乾燥も始まります。
その影響で増えてくるのが便秘や肌の乾燥。
暑さでたまった熱を外に出しつつ、潤いを与えることが大切です。
適度な運動で発汗し、味噌や醤油などの発酵食品で腸内環境もサポートしましょう。
身体の熱を冷まし、潤いをチャージする食材
ズッキーニ、大根、冬瓜、きゅうり、トマト
梨、すいか、メロン、柿、みかん、豆腐、ココナッツウォーター
気分の落ち込みや悲しみ
秋の気配が近づくと気分が落ち込みやすくなる…
そんな感覚、ありませんか?
薬膳では、五行の関係で秋の感情は「悲しみ」とされています。
陽の季節から陰の季節へと移り変わるこの時期は、自然と心も静かになりやすいのです。
落ち込みやすい時期と割り切って、無理せずゆったりと過ごすのも大切な養生のひとつですよ^^
【薬膳的】潤いを補う!立秋におすすめの食材
梨


梨の薬膳的効能
- 熱を冷ましながら潤いをチャージ
- 空咳や肌荒れに
- 消炎・解毒作用で、アトピーや喘息の方にも◎
- 高血圧や興奮しやすい方にもおすすめ



ようやく店頭に並び始める立秋の味覚、梨は秋の薬膳食材の代表格です!
桃


桃の薬膳的効能
- フルーツでは珍しく温性の性質
- 潤いとエネルギーを同時に補給
- 肺を潤し、呼吸も整える



冷えが気になる方は、梨よりも温める性質のある桃を選ぶと◎。
豆腐


豆腐の薬膳的効能
- 身体の熱を取りながら、胃腸を整える
- 潤いもチャージしてくれるので乾燥対策にぴったり
- お味噌汁などで発酵食品と一緒に摂るのもおすすめ



冷ややっこよりも、湯豆腐やスープなど温めて食べると胃腸に優しく食べられますよ♪
立秋のおすすめ薬膳レシピ「アボカドとトマトのグリル」
甘+酸の味を持つアボカドとトマトの組み合わせ。
薬膳では、甘+酸は「酸甘化陰」といって、潤いを生み出してくれます♪
また、トマトもアボカドも熱を冷ます働きを持っているため
残暑のこの頃にもピッタリ。


材料
- アボカド:1個
- トマト:1個
- オリーブオイル:大1
- 塩:適量
- 胡椒:適量
- お好みのナッツ:適量
(なくてもOK)
作り方
- アボカドは種を取り、皮を剥き輪切りにする
- トマトも輪切りにする
- ①②をグラタン皿にのせて、調味料をかけ、グリル中~強で10分焼く
立秋の生活のポイント


- 冷房で身体が冷えすぎないように注意
→時々外に出て、夏の空気を感じながら汗をかくことも大切です - 積極的に動いて、適度に発汗する習慣を
→汗とともに熱を外へ出して、身体の巡りをよくしましょう - 「潤い補給」と「熱を冷ますこと」のバランスが鍵
→冷えすぎず、乾燥させすぎないよう意識してみてくださいね♪
この時期のイベント:盆踊り


立秋の頃には、各地で「盆踊り」が開催されます。
実はこの盆踊り、肩こり解消に良い気功の動きとよく似ているって知っていましたか?
盆踊りのメリット
- 肩まわりがほぐれる
- リズム運動で自律神経が整う
- 心もリラックスできる
楽しみながら身体を動かせて、まさに一石二鳥の養生法です♪
ぜひ夏の風物詩を感じながら、健康にもつなげてみてくださいね。



最近は、盆踊りも減ってきていますよね。
見かけたら子供たちと参加しようと思います^^♪
さいごに:立秋の薬膳的養生
立秋は、夏から秋への橋渡しのような季節です。
暑さが残る中でも、少しずつ秋の空気へと変わっていくこの時期。
薬膳的には、「秋の乾燥」に備えて潤いとバランスを意識した生活がポイントです。
この記事のまとめ:
- 立秋は「残暑」と「秋の始まり」のあいだの時期
- 胃腸への負担や便秘、乾燥に注意
- 梨・桃・豆腐など、潤いを補う食材が◎
- 冷えすぎず、動いて汗をかく生活が重要
- 盆踊りなどのイベントを楽しみながら養生を意識しよう
季節の変わり目を意識して、少しずつ身体を整えていきましょう。
あなたの秋が、健やかで心地よいものになりますように♪
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